2009年5月25日月曜日

見えてきたJ2の勝ち方:今節のサッカーより

昨日をもってJ2の第1クールが終了した(今シーズンは1クール総当り17試合、
3クールの計51試合)。4位甲府と5位水戸は勝ち点差がすでに6もあり、特定
の上位チームが勝ちぬけている様相がわかる。これは得失点差からも裏づけされている。
上位3チームの得失点差は試合数を上回っており、これは各試合平均して必ず1点以上
差をつけていることになる。

2005年の甲府(J2 3位ながら入れ替え戦で歴史的大勝を収めJ1昇格)、昨年
の広島の例のように、圧倒的な攻撃力を武器にしたチームは多少の守備の弱さを
もろともせず勝ち続けられる土壌がもともとJ2にはある。さらに昨年くらいから
「前線からの守備」が世界的な傾向になっていることも合わせ、このふたつを
組み合わせることがJ2レベルでの一つのチーム作りと言えそうだ。MFの香川、乾
という日本代表クラスの2人が得点ランキングの上位にいるというセレッソ大阪が典型
だろう。

今シーズンの昇格組みである広島と山形のJ1での活躍を見ると、もともと予算に
厳しい中揉まれているのでタレント主義でない、戦術型のチームが出来上がるという
言い方もできるかも知れない。数年後J1チームの顔ぶれがどのようになっているか
楽しみだし、ひょっとしてそのことが日本サッカーを大きく変えているかも知れない。

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